カテゴリ:フォーカシング療法



認知行動療法だけでは、なかなか苦しさが取れない方へ。フォーカシングという心理療法のご紹介
認知行動療法(CBT)はとても有効な心理療法です。アダルトチルドレンの方や複雑性PTSDなどトラウマを抱えた方、発達障害の傾向のある方、強迫症や不安症、うつ症状の方など幅広い症状の苦しみに対して効果を発揮します。CBTは、自分を苦しめている思考・行動パターンに気づき、それに代わるものを探ることによって苦しみからの脱却を図ります。しかし、それだけでは今までの思考を手放せない、感情の苦しみが癒せないという方もいらっしゃいます。ある程度までは苦しみが軽くなったとしても、そこから先になかなか進めないという方達です。そのような方達に共通しているのは、とても深いところに心の傷が根付いているということです。いわばその深いところに焦点を当てるのがフォーカシング療法であるとも言えます。深いところに存在している傷に自ら語り掛け、寄り添っていきます。頭で考えるのではなく身体で感じていきます。CBTと併せて行っていく事でさらに効果は発揮されます。CBTはやっているけど、なかなか苦しみが改善されないという方がいらっしゃいましたら、ぜひご一読いただけたらと思います。あなたの心が少しでも癒されますように。