カテゴリ:共依存とカウンセリング



過干渉をしてしまう。子供を手放せない母親の心理とは?母子カプセルの苦しみからの解放
過干渉とは、どのようなことを指すのでしょうか?わかりやすく言うと、相手が自分ですべきことにも干渉して口を出したり手を貸したりしてしまう事を言います。子供が親から過干渉をされる時期がずっと続くと、どのように育つことになるのでしょうか?自分に自信がなくなり、人に頼らないといられないようになります。自己肯定感が育たずに人の目や顔色を伺うようになります。過干渉が過保護へと発展すると、自分が王様のような気分になりわがままになることもあります。そして、干渉されていることで苦しみが生じて親を恨むようになります。そのことに気づかなかった親は、その時になって慌てふためきます。このように過干渉による弊害は数え上げるときりがないのですが、それでは過干渉をしてしまう親、主に母親の場合が多いのですが、どのような心理状態から過干渉をしてしまうのでしょうか?ここではその心理状態をひも解きながら過干渉の予防や、過干渉の弊害が生じた時におけるカウンセリングの取り組みなどをご紹介します。あなたの心が少しでも癒されることを願って。

過保護の弊害とは?母との共依存で苦しまれている方へ
幼少期から母親が子供に対して、あまりに過保護だったり過干渉であったりすることが、子供のその後の人生においてどのような弊害をもたらすか、ご存じでしょうか?自分の力で生きる自信が育たずに、他者に対する過度の依存心が生じます。また、物事がうまくいかないと自分を責めたり他者を責めたりするようになります。そして自己が肥大するために万能感に囚われて自分の考えに固執し、他者との争いが顕著に見られるようになります。そして極度の不安神経症になる場合もあります。何よりも母親を失う事を過度に恐れるようになります。その恐れは激しい怒りとなって自分や他者に向けられることも大いにあり得ます。母親を亡くすと自分の人生にも意味を感じられなくなり、うつ状態となって後を追うように死を選ぶことすらあります。周囲から見ればあきらかにおかしいと思えるような行動も、本人からしてみれば身をちぎられる位の心の痛みが生じるのです。ここでは、この苦しみからの解放を目指したカウンセリングの取り組みをご紹介します。よろしかったらご一読ください。あなたの心が癒されることを願って。

母と娘など、親子関係で苦しまれている方へ
「母子カプセル」という言葉をご存じでしょうか?母親と子供の結びつきがあまりにも強くて、お互いを自立した一人の人間として認めることが出来ずに、お互いに依存しあって一つのカプセルに入っているような状態を指します。精神的に健康な状態であれば、子供はある時期から精神的に親から自立し、親の方もそれを受け容れて必要以上に介入しなくなります。それが何かしらの要因で、母は子供の自立を受け容れられずにいつまでもコントロール下に置こうとし、子供の方も母親への依存から脱却できないまま、成長してしまう事があります。支配と依存は表裏一体の関係で俗にいう共依存状態になることがあります。これは無意識下の状態で行われ、時に反発し合いながらも離れられずに苦しむということがよく見られます。同居していなくて、離れた状態で暮らしていても、常に意識のどこかでお互いの事が気になって仕方ない状態というのも良く見られる現象です。親子関係の中でも母親と娘(息子)間で見られる事が多いようです。母親、もしくは子供との関係が苦しいと感じられている方は是非ご一読いただければと存じます。あなたの心が癒されますよう。

母親との共依存、母との人間関係が苦しい。そのような苦しみに対して「自分の中の賢明な心」に尋ねるカウンセリング療法をご紹介します。
離れて暮らしていても一人暮らしの高齢の母親の事が心配で仕方ない。かといって同居は精神的に耐えられない。心配でいろいろとアドバイスしているのに言う事を聞いてくれない。腹立たしい。健康な人間なら大人になったら親子の間に適切な距離が出来てお互いの事を気にかけながらも自分の人生を歩んでいくものです。それが、母子一体性、共依存の関係になると一緒に暮らしているとお互いの事に過干渉になり神経が参ってしまう。しかし、離れて暮らしていても相手の事が気になって仕方ない。心配で仕方ない。苦しい状態が続きます。例えば、電話をしても母が出ない、倒れているのでは、万一のことがあったらどうしよう、今すぐにでも飛んでいきたい、その様な不安の衝動に襲われて苦しくなるようなことはありませんか?そのような不安の衝動に対してマインドフルネス療法は感情を落ち着ける効果があります。マインドフルネス療法は多岐にわたり多くの方法があり、今回は迷いが生じた時に特に有効なマインドフルネス療法「懸命な心の瞑想」をご紹介します。よろしかったらぜひご一読ください。あなたの心が少しでも癒されますように。