発達障害(ASD、ADHDなど)におけるカウンセリング

 発達障害にも、いろいろ特性や傾向があって一概にこれだというのは難しいものがあります。但し傾向として言えるのは、こだわりが強く、先の見通しがついてないと不安だったり、明確に指示されないと混乱してしまったり、作業中に色々なことが頭に浮かんだりして集中しづらかったりする状態が見て取れます。

 周囲からすると、融通が利かないとか、全部言わなければわからないなんて変わってる、とか思われてスケープゴート(集団のストレスのはけ口)にされてしまう危険性もあります。

 職場に障害の理解があったり、また理解してくれる人が身近にいてくれるとまだいいのですが、そうでないと、どんどん孤立していってやがてメンタル的にも不調をきたして退職、さらに悲観的になったりして社会との適応がむずかしくなってしまう場合も考えられます。

 原因としては先天的なものによるものが大きいと言われていますが、養育者からの威圧的態度や大きな声で怒鳴られたり夫婦間の激しい喧嘩を目の当たりにするなど幼少期に受けた過度のストレスが影響しているとも言われています。

 カウンセリングでは、認知行動療法弁証法的行動療法交流分析などを通じて自分の考え方の傾向やそれにともなう感情を見ることによって、よりよいコミュニケーションの取り方を学んでいきます。また、周囲の理解不足から疎まれたりと自尊心が傷ついている場合も考えられますので、ありのままの自分を受け入れて傷ついた心を癒していくワークも取り入れながら相談者様とカウンセラーとで相談して、よりご本人に合った心理療法を提供して自分らしくいきいきと生きられるようにサポートしてまいります。ご相談・ご質問などございましたらお気軽にお問い合わせください。

 

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※発達障害とカウンセリング