色々な考えが次々に浮かんで疲弊している人達へ。思考や感情を和らげるマインドフルネス。

思考や感情は、やがて消えていくのです。

マインドフルネス

●思考が生じること自体は自然な事です。

 脳は常に活動をしています。それは眠っている時も同じ。夢を感じるのは睡眠が浅い時で、睡眠が深い時でも脳は活動しています。そのように、脳から思考が次々に生じるのはとても自然なことなのです。

●思考に対して敏感な人達がいます。

 アダルトチルドレン複雑性PTSDのように幼少期や子供時代に、親から威圧的態度や心理的虐待、いじめなどを経験した人たちは常に緊張感を強いられてきた影響で、神経が過敏になっている可能性があります。この様な方たちは思考に関しても過敏に感じ取りやすいのです。特にネガティブな思考に囚われやすく、それに伴い不安や怒りの感情なども生じます。負の感情はストレスとなって、さらに自分自身を傷つけてしまうのです。

●発達障害の傾向のある方は思考が統合されにくい。

 さらにASDやADHDなどのように発達障害の傾向のある方は、思考がそれぞれ単独で存在していて統合されづらいとも言われています。思考がなんとなく混ざり合って一つに統合されると脳も疲れを感じづらいのですが、それぞれが単独で存在していると思考がまとまりづらく混乱と疲弊を招きます。以前は、発達障害は先天的な脳の機能障害と考えられてきましたが、最近では幼少期におけるストレスフルな体験が脳の神経発達に障害を及ぼすとも考えられてきています。アダルトチルドレンや複雑性PTSDに加えて発達障害を併せ持って大きな苦しみを背負っている方がいらっしゃるのです。

●思考や感情を和らげるのには?

 思考や感情を敏感に感じて物事に集中出来なかったり、考えがまとまらなかったりする人の中には思考が浮かばないように努力しようとしている方もいます。しかし、思考を止めることは人間である限り物理的に不可能です。逆に、思考を止めようとすればするほど出来ない事にチャレンジしているのであり、疲弊してしまいます。また、出来ない自分に嫌気がさして自己肯定感を低くしてしまう事にもなりかねません。

 では、対処のしようがないかと言えばそうでもありません。逆の発想ですが、思考や感情を取り除こうとするのではなく意識を向けてみるのです。自分の思考や感情がどのように働いているのかを見るのです。

●思考や感情を観察するマインドフルネス。

 なぜ、自分の思考や感情に意識を向ける事がそれらへの囚われを和らげることにつながるのでしょうか?思考や感情はいつまでも続くものではありません。やがてそれは消え去り、それに代わる新しい思考や感情が現れるでしょう。それを観察するのです。 

 マインドフルネスは、「ありのままの自分を感じる」ということです。最初はなるべく静かで一人になれる場所で行ってみましょう。椅子に座って、ゆったりとした気持ちで目を軽く閉じてみてください。そして、自分の思考に意識を向けてみてください。どのようなことを考えていますか?「これから先の事?すでに起こった事?誰か気になっている人の事?」そして感情は?「不安?悲しみ?怒り?それとも喜び?落ち着いた感じ?」一つの思考はどのくらいの時間、続いていますか?思考の数を数えてみても良いかもしれません。最初はうまく出来なくても、あきらめずにくり返し続けていくうちに段々と出来るようになっていくでしょう。

 自分の思考や感情が決して続くものではないことが客観視出来てくると、思考や感情に対する嫌悪感が少なくなっていきます。何かに囚われていても、その内に消えていくことが分かってくると気持ちも楽に感じられてくるでしょう。思考や感情が生じること自体は今までと変わっていなくても、それが和らいで感じるのではないでしょうか。

 マインドフルネス自体は慣れてくると、場所を選ばずにも出来るようになっていきます。実生活の中で活かすことのできるセルフセラピーなのです。

●お一人で頑張らずに、一緒に問題の解決へ向けて取り組んでみませんか。

 ここでご紹介したマインドフルネス療法に関しても、最初からお一人で取り組むのは難しいかもしれません。カウンセリングではカウンセラーが一緒になってお声がけするなどして取り組んで参ります。

 また、前述しましたように思考や感情の問題は、幼少期や子供時代の記憶に根付いていることが多いので、その問題に取り組んでいく事もとても大切なことです。そしてこの問題に関しては一人で取り組むことは不可能であると言っても過言ではありません。ご自身が抱えている悩みや生きづらさを解決したいとお思いになられた方は、ぜひ一度ウェッピーカウンセリングルーム日野・東京までお問合わせやご相談をいただけたらと存じます。

 あなたの心が癒されることを願って。