辛く、激しい感情が生じた時に自分を感情から救い出す方法、その2― マインドフルネス:緊張を解き放してリラックスする。

リラックスをイメージする言葉を見つけましょう


マインドフルネス 安心の空間

●まず、自分でリラックスを連想できるキーワードを考えましょう。

 マインドフルネスによりリラックスしている状態を連想させるキーワードをご自身で持っていることで、どこにいたとしてもそのキーワードを心の中でつぶやくことによってリラックスできることを目指します。なるべくシンプルに「リラックス」とか「OK、大丈夫」のような感じでよいでしょう。

 

●リラックスを目的としたマインドフルネスを行ってみましょう。

 なるべく静かな環境の中で、椅子に心地いい感じで腰かけてください。目をとじて鼻からゆっくりと息を吸ってください。お腹が膨らむのを感じましょう。息を吐く時は口から吐いて、お腹がへこむのを感じましょう。深呼吸を何回か繰り返します。

 次に、目を閉じたまま頭の上の方に白い光の帯が浮かんでいるのをイメージしてください。あなたもし何か信仰等お持ちであればその信仰対象の力でもよいし、もしくは宇宙の力やあなたを癒す力がその光にあることをイメージしましょう。その光の帯にはあなたをリラックスさせるパワーがあります。

 やがてその光は少しずつ広がり、あなたの身体へとゆっくり降りてきます。頭、顔、肩、腕、背中、お腹、手のひら、腰、お尻、太もも、ふくらはぎ、くるぶし、そして、足先へと。光の帯が差し掛かる部位の緊張が取れて筋肉が和らいでいくのを感じましょう。やがて全身の筋肉のこわばりが取れてリラックスしていきます。ゆったりと呼吸を続けてください。途中で何度かリラックスのためのキーワードを唱えてみてください。キーワードを唱える度に脱力していく自分を感じましょう。力を入れずに口角を少し上げてみるのも良いでしょう。気分が明るくなるかもしれません。

 身体と心がリラックスしている状態を十分感じたら、自分の心地よいタイミングでゆっくりと目を開けてください。

 

●最後に。

 

このマインドフルネスを習慣化することで、何か活動している時に不安や怒りなどの負の感情に囚われたときに、リラックスのキーワードを思い出して心で唱えるか口に出してつぶやいてみてください。それをきっかけに光の帯に包まれている自分をイメージしてください。身体の力が抜けて心が和らいでいくことでしょう。よろしかったらぜひ試してみてください。カウンセリングでは、苦しい感情への取り組みや、マインドフルネス・ワークなども行っております。ご関心を持たれましたらお気軽にお問合わせください。あなたの心が少しでも癒されることを願って。