認知行動療法(CBT)

 認知行動療法(CBT)は、自分の考え方の癖に気づき、それが生きづらさの要因になっていればそれに変わる新しい考え方を身につけていくための心理療法です。

 子供の頃に、親からの否定、威圧的な態度、拒絶された経験を持つと、対人不信や対人恐怖になることがあります。また、過干渉(過保護)の環境で育つと、不健康な人への依存心が身についてします事もあります。そうなると、自分でも気づかぬうちに、「人は、自分を傷つける存在、見捨てる存在、だます存在。人に頼らないと生きていけない。」などの信念を身につけてしまう場合があります。そうなると、相手は誰かと喧嘩をして不機嫌になっているだけなのかもしれないのに、それが自分に向けられているものだと考えて恐れたり、攻撃したりして人間関係を悪くすることにもつながっていきます。

 そのような考え(自動思考)を紙に書き出し、カウンセラーと一緒により客観的で建設的な考えを模索して、やがては一人でも新しい考え方ができるようになることを目指します。

 考え方が変わっていくとそれにともなう感情も変化していき、それまでは懐疑心の中で身構えていなければならなかったような関係が友好的でリラックスした関係へと変容していきます。その結果、自動思考も変容して、生きている世界がより幸福なものへと変わっていきます。ご相談・ご質問などございましたらお気軽にお問い合わせください。