カテゴリ:自傷行為とカウンセリング



自傷行為が止められない方に対するカウンセリング
自傷行為はその名の通り、自分自身を傷つける行為です。例えば、リストカット・オーバードーズ(OD)・摂食障害・SEX依存・アルコール依存や薬物依存。過度なボディピアスやタトゥーなども含まれるケースがあるかもしれません。この他にも様々な自分自身の傷つけ方をしている方もいらっしゃるでしょう。自傷行為はある意味、依存行為(嗜癖)でもあり、理性では自分がやっていることのおかしさを分かっていても、それを手放すことはかなりハードルが高いと言えるのではないでしょうか。そして、その行為の裏には自分でも気づいていない心の傷が潜んでいるのではないでしょうか。自傷行為は自分の苦しみを和らげる行為でもありますが、それと共に自尊感情はさらに傷つき、死に至るケースもあるのが現実です。自傷行為の要因には様々なものがあります。ここでは、その要因も含めて自傷行為に関するご説明と、自傷行為からの解放を目指したカウンセリングの解説をいたします。次生きづらさから自傷行為を手放せない方やその傾向のある方、またはカウンセリングにご関心をお持ちの方はぜひご一読いただけると幸いです。あなたの心が癒されますように。

強い感情や衝動に襲われて自傷行為に走ってしまう。負のスパイラルからの脱出。
複雑性PTSDのように長期に渡っていじめや虐待などを受けたり、アダルトチルドレンの方のように子供の頃からストレスを受け続けて育ったりした方の中には、圧倒的な感情や衝動に襲われて苦しんでいる方が多くいらっしゃいます。そして、その感情の苦しさから逃れようとして自分自身を傷つける行為に走る場合があります。リストカットやオーバードーズ(大量服薬)のように自傷行為を行う、アルコールや薬物に依存する、過食嘔吐を繰り返す、不特定多数の異性と性的関係を持つ、等々です。それはある意味、あまりに強いストレスから自分を守るための行動でもあるのです。しかし、一時はその行為から生じる刺激でストレスを回避できても、それは自分自身の自己肯定感(自尊心)を傷つける行為でもあり、繰り返していくうちにより強い刺激を求めてさらに自尊心を傷つけていくという負のスパイラルに陥って、最悪の場合は死に至る結末を迎えてしまうことにもなりかねません。ここでは、カウンセリングを通していかに解決していくかをお伝えしたいと思います。ぜひ一度ご一読いただいてより良く生きるためのヒントにしていただけたら幸いです。あなたの心が癒されますように。